アイスティーって好きだけど香り高く美味しく作るのって難しい。時々濁ったりするし、家では美味しく入れれない。それに、どうしてお店でアイスティーを注文したらアールグレイがよく出てくるの?アイスに合うの?そんな疑問をスパッと解決!美味しい淹れ方や茶葉を解説&紹介しますね。
アイスティーの作り方:簡単で濁らない方法
まず、どうして濁ってしまうのか説明しますね。
白く濁ってしまう現象をクリームダウンと言います。紅茶をゆっくり冷やすと出てくる現象でタンニンとカフェインが結合・結晶化するのが原因です。濃い茶葉や濃く入れた紅茶ほどよく濁ります。クリームダウンした紅茶を飲んでも身体に害はないので安心してくださいね。でも、見た目はよくないですよね。
このクリームダウンさせないコツは急激に冷やすことです。注意点は2つ。「作ったホット紅茶をグラスに入れる前に冷やさないこと。」「紅茶を注いだ後から氷を入れないこと。」です。または、紅茶を作るときにお砂糖を先にポットに入れておいたり、ガムシロップをあらかじめグラスに入れておくと紅茶が安定するので濁りにくくなります。
もし、クリームダウンが起きてしまっても楽しむ方法があります。牛乳をたっぷり入れたアイスミルクティにするとロイヤルミルクティーのようで美味しいです。私のお気に入りの飲み方で味は抜群です。では作り方を説明しますね。とっても簡単です。
- 茶葉 4~5g(ティーバック1つ)
- 沸騰した熱湯 160~180ml(通常の半分)
- ホット紅茶を入れるティーポット
- 大き目のグラス
- 氷
作り方
- 分量外のお湯でティーポットを温めます。この時、出来上がりの量を入れると次にお湯を注ぐときの目安になります。
- お湯が沸騰したらカップやピッチャーのお湯を捨てて茶葉を入れます。
- 沸騰したてのお湯を注ぎます。
- 蓋をして約3分蒸らします。(細かい茶葉は2分、大きな茶葉は4分)(蓋がなければソーサーや小皿でもOKです。)
- 氷をたくさん入れたグラスに出来た紅茶を注ぎます。
※ミルクティーにする時は冷やした牛乳を入れます。
コツ
- お湯の量を半分にすること。
- 紅茶を作るときは茶葉を先に入れること。こうすることで香りやうまみがよく抽出できます。
- 氷を入れたグラスに一気に注ぐこと。
アイスティーにおすすめの茶葉
ストレートの場合
- セイロン
- ダージリン
- ダージリン・ファーストフラッシュ
- アールグレイ
- ケニアCTC
ミルクティの場合
- ウヴァ
- キャンディ
- アッサム
イングリッシュブレックファーストもミルクティ向けですが、ホットで飲む方が美味しいです。ダージリン・ファーストフラッシュは高価な紅茶ですが香り高く美味しいのでアイスティーに向いています。
アイスティーって注文するとアールグレイが出てくるのはなぜ?
まず、アールグレイとはキーマンという茶葉(最近はキーマンに限らないようですが)にベルガモットの香りを付けたフレーバーティーのことです。このアールグレイがお店でアイスティーを注文するとよく出てきますね。どうしてなんでしょうか?
香りを補えるから
アイスティーはホットティーに比べて紅茶の香りが弱くなりがちです。アールグレイの柑橘系の香りはそんなアイスティーを美味しく補ってくれます。また、ベルガモットの香りが爽やかで夏に向いていますね。
渋みが少なく飲みやすいから
アールグレイに使われている中国産の茶葉キーマンはアッサムやダージリン、セイロンなどのインドやスリランカ産の茶葉に比べて渋みが少なくすっきりとした後味が特徴です。口当たりが軽やかでアイスティーに向いています。
クリームダウンが起きにくいから
キーマンはタンニンが少なく濁りにくいのでアイスティーにしてもきれいな色がでる点も好まれる理由の一つですね。
まとめ
夏に飲みたくなるアイスティーの美味しい入れ方やおすすめ茶葉について紹介してきましたが参考になりましたでしょうか?暑い夏にアイスティーでブレイクタイムもいいですね。
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