「肩こりや冷え性」、「ダイエットがうまくいかない」、「肌の調子がよくない」、「よく風邪をひく」など大病ではない日ごろのちょっとした不調ってありますよね。もしかしたら、その原因は睡眠不足かもしれません。睡眠時間が短いと身体とにどんな影響が出てくるのかまとめてみました。
1.免疫力の低下
私たちが持っている免疫にナチュラルキラー細胞というのがあります。ナチュラルキラー細胞はとても優秀で、活発に動けばガン細胞の増殖を止めてくれたり、あらゆる病気にかかりにくくしてくれたりする細胞です。しかし、睡眠が足りていないと7割りに減ってしまうだけでなく、活動も弱くなってしまいます。その結果、風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなったりしてしまうのです。
2.花粉症やアトピーなどアレルギー疾患になりやすい
睡眠のホルモンと呼ばれるメラトニンには、アレルギーをを引き起こしにくくする働きがあります。また、アレルギーを抑制してくれる副腎皮質ホルモンは、寝ているときにしか分泌されません。その結果、睡眠不足だとアレルギーを抑えられなくなってしまうのです。
3.太りやすい
成長ホルモンには脂肪を燃焼させたり代謝をよくしてくれる働きもあります。この成長ホルモンは私たちが寝ているときに分泌されます。また、睡眠不足が続くと食欲増加ホルモン(グレリン)の分泌が増え、食欲抑制ホルモン(レプチン)の分泌が減ってしまいます。その結果、睡眠時間が短いと太りやすくなってしまうのです。
4.疲れが取れない
私たちは深い眠りの時(ノンレム睡眠)に脳を、浅い眠りの時(レム睡眠)に身体を、休ませて疲れをとっています。だから睡眠不足だと疲れが取れにくくなってしまうのです。
- 頭痛・腰痛・肩こり・冷え性
- 吐き気・めまい
睡眠不足だと筋肉の緊張した状態が続き、筋肉の中を通る神経や血管が圧迫されます。その結果、頭痛・腰痛・肩こりになってしまうのです。また血管が圧迫されることによって血流も悪くなり冷え性にもなります。
睡眠中に疲労物質や乳酸を外へと出したり、体に必要な酸素を取り入れています。睡眠不足だとこの入れ替えがうまくできず、吐き気・めまいがおきてしまいます。
5.便秘になる
私たちは副交感神経が優位のとき(リラックスしているとき)に腸の動きも活発になります。しかし、睡眠不足になると交感神経が優位なり、緊張した状態になります。そして、便秘になってしまうのです。
6.月経不順になる
睡眠不足が続くと月経を中断して赤ちゃんを作ることより、体を健康にしようとします。そして、月経不順や周期が乱れてしまうのです。
7.ニキビ・シワ・シミなど
成長ホルモンが分泌されにくくなるため、新陳代謝が悪くなります。そのため、老廃物が外へでなくなりニキビ・シワ・シミなどのトラブルが発生してしまいます。
8.老化が進む
睡眠ホルモンのメラトニンは活性酸素を外へ出す働きもあります。寝ることでメラトニンが肌や細胞のの老化を遅らせてくれます。また、新陳代謝も悪くなるのでターンオーバーが正常に行われなくなり、その結果、老化が進んでしまうのです。
「たかが睡眠されど睡眠!」本当にいろんな影響があります。
睡眠不足というだけで様々な不調が出てくるんですね。そういえば、一日でも睡眠が足りていなかったら、一日ぼーっとしたり身体がだるかったりします。ひどいときは肩こりや頭痛まで起こることも。すぐに風邪をひいたり持病の掌蹠膿疱症が悪化したりと日常生活まで影響が出ていたのも、今はまだ子供が小さいく常に寝不足状態だったからなんだと気づきました。これからは睡眠をしっかり取っていつも元気なママでいたいと思います!
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