最近ではテレビや雑誌でも話題になっているクエン酸。どうやって使うの?注意点ってあるの?手軽に使える方法から保存の仕方までクエン酸についてまとめています。エコ掃除のお役にててれば幸いです。
クエン酸で掃除をするときの使い方や注意点
クエン酸はレモンやグレープフルーツや梅干しの酸味成分です。ヒドロキシ酸のひとつで酸味料として食品添加物にも使用されています。化学式はHOOC・CH2・COH・COOH・CH2COOH。英語名はcitric acidです。そして無臭です。
クエン酸は酸性なのでアルカリ性の汚れによく効きます。アルカリ性の汚れは水垢・トイレの黄ばみ・石鹸カスなどです。汚れだけじゃなくアンモニア臭を消臭する効果も優れています。また、殺菌効果もあります。
お酢で代用する場合
クエン酸の代わりにお酢で掃除をしてもOKです。そのときは、米酢か穀物酢を使いましょう。すし酢やポン酢など調味料が入っているものはベタベタするので不向きです。また、お酢の独特の臭いも残ってしまいますが、時間がたてばなくなります。
クエン酸スプレー
掃除にはクエン酸のスプレーを使います。その作り方を紹介しますね。
材料
- クエン酸 小さじ1~2
- 水 1カップ(200㏄)
- スプレー容器
作り方
- スプレー容器に水とクエン酸を入れて溶けるまでしっかりと混ぜるだけ。
※クエン酸の量が多いとベタベタしてしまいます。
※お酢の場合は、お酢を水で2~3倍に薄めて使います。(酢水)
注意点
- 塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので絶対に混ぜないようにしましょう。
- 鉄や金属への使用は錆びる原因になります。
- 大理石への使用は溶けてしまうのでNGです。人工大理石の場合もメーカーに問い合わせるなどして確認してからにしましょう。
- 目に入った場合は水で洗い流し、異常があれば医師の診断を受けてください。
- 少しの量なら口の中に入っても問題ありませんが、大量に飲み込んだ場合は医師の診断を受けるようにしてください。
- 口や鼻、のど、目などの粘膜に触れると刺激があります。大量でなければ大丈夫です。
- 長時間使う場合は特に手荒れに注意してください。ゴム手袋を使うといいです。
保存方法
- クエン酸は湿気に弱いので乾燥した涼しいところに密閉容器に入れて保存しましょう。
- 空き缶などに入れると錆びることがあるので、ビンがおすすめです。
クエン酸掃除の使い方(キッチン編)
キッチンで使うときは口に入るのもなので、食品用のクエン酸かお酢を使う方がいいですね。
- お弁当箱のにおい取りには、水500㏄に小さじ2と1/2または酢水につけて一晩おきます。次の日、よくすすぎます。
- ポットややかんのカルキ落としには、水200㏄にクエン酸小さじ1または酢水を入れて沸騰させます。その後一晩おいてすすぐだけ。もし、汚れが取れていなかったら、スポンジで軽くこすると取れます。
- まな板の殺菌には塩を全体に振り、その後クエン酸スプレーかお酢をかけて一晩おきます。次の日すすげば殺菌と消臭ができます。
- テーブルを拭くときにクエン酸スプレー、もしくは酢水スプレーをシュシュっとしてから拭くと除菌できます。
クエン酸掃除の使い方(その他いろいろ)
キッチン以外にもいろいろ使えるクエン酸スプレーの掃除の仕方を紹介します。
- フローリングの掃除の時にクエン酸スプレーをフロアーモップか床にシュシュとしてから掃除すると、除菌効果と汚れが取れてさっぱりします。あらかじめ埃を取っておくとよりキレイに仕上がります。
- 畳の掃除は、フローリングと同じですが、最後にからぶきをして水気をしっかり取ってカビの発生を防ぎましょう。
- クローゼットやタンスの掃除は、衣替えの時がおすすめ!埃を取ったあとクエン酸スプレーで拭くだけ。あとはしっかり乾燥させてから服を収納します。
- カーテンやソファーについたタバコのにおい取りには、クエン酸スプレーをするだけで軽減できます。念のためシミにならないか裏側などで試してから使うことをおすすめします。
- おねしょの臭い消しにはクエン酸スプレーをたっぷりかけます。シーツは洗濯に布団はしっかり干すとにおいがマシになります。
- ブレザーやスーツの臭い消しにはクエン酸スプレーをしてハンガーでつるして乾かすだけです。
まとめ
クエン酸の使い方について紹介してきましたが参考になりましたでしょうか?クエン酸はドラッグストアーなどで300g350円ほどで売っています。我が家はこれからトイレトレーニングを始める娘がいるので、おねしょのにおい消しに役立ちそうだと期待しています!
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